いしずえの看護 Aiming nursing

いしずえ五所川原が目指す看護と未来

 いしずえ五所川原は、「生きづらさ」を感じておられるご利用者さまや、支えておられるご家族さまへ、伴走者として寄り沿う看護を実践します。
津軽地域全体の「心の健康」に尽力します。

安心をカタチに、信頼を結果に、
生活のいしずえをあなたに。

 いしずえ五所川原のスタッフには、精神科認定看護師をはじめ、内科、外科、救急と医療現場で様々な経験をしてきた看護師が在籍しています。不安や緊張が強くなると身体面に不調が出てくるように、心とからだの健康は密接につながっています。ご利用者さまの生育歴や生活背景をベースに、ニーズをしっかりとアセスメントすることによって、必要な看護をご利用者さまやご家族さまと一緒に考えていきます。生活の主役はもちろんご本人です。私たちは生活や療養の仕方について、ご利用者さまの考えを尊重しながら支えていきます。ご利用者さま自らが元気になっていくことを実感できるような関わりを行います。最終的には、元気になって訪問看護から卒業していただけるよう、寄り添う看護を実践します。

五所川原での精神科訪問看護の充実

 警察庁のデータによると、青森の令和3年の自殺死亡率は全国ワースト1位の23.7を示しています。令和2年からの増加は+2.9であり、全国で最も増加しています。理由は健康問題、家庭問題などさまざまですが、いしずえ五所川原では、苦しい・辛い気持ちに寄り添い、精神科訪問看護を通じてそれらを可能な限り緩和していきます。

 また、精神科病院における平均在院日数は全国平均 290.6日に対し、青森県は338.4日と大きく上回っている現状があります。その要因は様々にありますが、ひとつには精神疾患のある方を、地域で支える体制が十分に整っていないことが考えられます。つまり、サポートが足りないために退院できない、いわゆる社会的⼊院が多くある可能性を示唆しています。いしずえ五所川原は、ご利用者さまの個別性に沿った看護を実践しながら、津軽地域の精神科訪問看護の充実を図るよう、精神科病院とも密に連携し、地域で支える体制を整えます。

*人口10万人あたりの自殺者数を示す数値

安心して暮らせる地域づくりのために

 青森県は平均在院日数が全国平均よりも長い県です。入院期間短縮に寄与するためには民間の訪問看護や施設の充実だけでは不十分で、行政が抱えている障害者支援の問題について、協力できることがないか模索する姿勢が重要です。また、そのための多職種連携は欠かせません。

 精神疾患を抱える当事者・ご家族さまが安心して生活するためには、精神疾患を抱える人の生きづらさを正しく理解し、支える姿勢も大切です。ご利用者さまの病いを通して見るのではなく、地域で生活する一人の人として見つめて支援していきます。

 いしずえ五所川原は、官民の連携だけではなく、関係機関との関わりも大切にしながら、地域で支える看護を実践します。

看護の力によって快方に導く、
いしずえ五所川原は
全力であなたとご家族さまを支援いたします。