対象エリアと
訪問看護対象
Target area and home-visit nursing target
『どこに相談して
こんなことに
訪問看護ステーション
対応エリア
津軽地域は、過疎化・少子高齢が進んでいます。また、津軽の冬は雪深く、外出が困難になるなどの理由から閉塞的となり、人とのつながりが疎遠になります。そんな中でも、困ったときに頼れる顔の見える関係作りを大切にします。そして、どんな状況でもかけつける、目の前の一人一人を大切にした訪問看護ステーションであり続けます。まずはご遠慮なく相談ください。
契約により
訪問看護対象
- 自治会や教育機関との連携を図り、「心の健康」についての普及活動を積極的に取り組みます。
- 相談支援事業所等と密に連携をとり、介護・福祉で高齢者の孤立を防ぎ、安心して暮らせるようにサポートさせていただきます。
- 青森県内唯一の精神科認定看護師が常勤する訪問看護ステーションとして、質の高い精神科看護の実践・相談・指導・知識の発展に貢献していきます。
統合失調症
当事者の方を、単に統合失調症などの診断ラベルのみでみることはしません。生育歴の中でどのような辛い体験をしてきたのか、その方の背景を大切にします。ご本人さまにとっての重大なイベントやそれにまつわるストレスなどを契機として、思春期・青年期頃に幻覚妄想を呈することがあります。これらの背景には、単純性のトラウマや複雑性のトラウマという重要な概念が関係します。いしずえ五所川原は、このような体験から生きづらさを感じておられるご本人さま・ご家族さまとともに、TICを主体とした精神科看護のかかわりから病状の緩和や改善、そして状況に合わせた可能な限りの社会復帰を目指します。
双極性感情障害(うつ病・躁病)
内服治療等を受けていても、中には気分や感情の波を上手くコントロールできない方がおられます。病状の悪化だと思われる方の一部に、薬物療法の副作用が大きく影響している場合も少なくありません。そのため、治療経過を含む正確な情報の整理を行い、かかりつけ医との連携を図りながら、病状の経過・経緯をしっかりと振り返る必要があります。いしずえ五所川原は、診療の補助としての看護の手による回復可能性を探ります。
不登校・ひきこもり状態にある方
「身の回りのことをするのが苦手」「社会から距離を置きたい」、一般的には想像もつかないような何気ない出来事や体験が、ご本人さまを苦しめていることがあります。ご本人さま自身も何がトラウマなのかもわからず学校に行くことができない、あるいは、自宅から(部屋から)出ることができない、といったケースも少なくありません。いしずえ五所川原は、脳機能を理解したかかわりから、少しずつの時間をかけたリハビリとしての介入、外出を強要するのではなく、ご本人さまが社会的距離を縮めることができるような支援を行います。
発達障害(神経発達症)
発達障害が背景にある方は、現代社会においてなんらかの「生きづらさ・困難さ」をかかえて生活しています。学童期等のお子さんが当事者の場合は特に、ご家族さまへの積極的な支援が欠かせません。いしずえ五所川原は、「生きづらさ・困難さ」への理解、解決策を共に考える姿勢でサポートします。そして、ご家族さまへの適切な情報提供・関係機関との協調から、ともにお子さんの成長を支える看護を実践します。
アルコール依存など
アルコール依存症をはじめとした、(覚せい剤そのほかを含む)物質依存は、やめたくてもやめられないつらさがあります。決してその方のわがままなどではありません。また、世間からの理解が十分でないために、ご本人さまやご家族さまが苦しみを抱えていることがあります。ギャンブル依存症もまた、社会の関心が高い疾患ですが、まだまだその理解は不十分な状況です。ご本人さまご家族さまが、どのようにすれば納得して治療に向き合えるか。いしずえ五所川原は、共に考え、見守り、支える看護を実践します。
難治性の精神疾患とされる事例や
対応困難とされる事例
対応困難と
衝動的に、もしくは不本意ながら暴言・迷惑行為などを繰り返してしまい、ケア・対応困難とされてしまう方がおられます。しかしそうした当事者さんの行動・言動にはかならず理由があります。いしずえ五所川原は、ケア・対応困難とされている当事者さんの背景(病歴・成育歴・治療歴)を専門的な視点から多角的に丁寧に紐解き、ご本人さま・ご家族さまともに地域で安心して暮らすことができるように対処方法を共に考え、全力で支援します。
リストカット、OD(過量服薬)を
含む自傷行為および希死念慮
含む
「消えたい」「死にたい」「楽になりたい」こんなことばかりを考えていた、OD(オーバードーズ:過量服薬)をやめられない。このようなつらさをもつ方は、過去に非常につらい体験をしていることがあります。いしずえ五所川原では、まずは安心感を持っていただくことを第一に、ご希望や状況に応じてカウンセリング的にケアします。専門的・総合的な看護の視点を通じて、ご本人さまとの関係性の構築から可能な限りの回復可能性を追究します
認知症
認知症は様々な要因により認知機能の低下を招きます。そのため認知症においても、状態像を正確に捉える複合的なアセスメントが必要になります。いしずえ五所川原には、認知症医療に精通したスタッフが複数在席しています。認知症の症状によって生じているご本人さまおよびご家族さまの負担を、専門的ケアを通して最小限になるよう支援します。
糖尿病など慢性疾患の身体ケア
いしずえ五所川原は、精神疾患のある方が、糖尿病や高血圧等の慢性疾患に罹患された場合の身体ケアにも対応します。精神疾患を抱えながらの、身体疾患の治療・自己管理は、時に困難を伴います。慢性疾患は、生活全般への気配りや、確実な薬物投与が重要になります。心とからだを多角的な視点からアセスメントし、生活と治療の“いしずえ”となる看護を提供します。
薬物療法支援
精神科の薬は、用量・用法など教科書通りにいかないとても繊細な部分があります。薬の飲み心地・副作用との兼ね合いなどを、ご本人さまと共に話し合い、納得して服薬できるよう支援します。薬の副作用によって心身の状態が悪化していることもあるので、ご本人さまの意思を尊重しながら、共に対処方法を考え、必要に応じて主治医と連携を図ります。また、ベンゾジアゼピン系薬剤をはじめとした向精神薬の長期連用は、依存・離脱症状として、心身に耐えがたい苦痛をもたらすことがあります。いしずえ五所川原は、内服されているご本人さまの気持ちや意向に寄り添い、医師と連携を図り、可能な限りの回復を目指した看護を展開します。